目次
NIPT(新型出生前診断)クリニックの選び方
NIPTとは?
non-invasive prenatal genetic testing; NIPT(和訳:無侵襲的出生前遺伝学的検査)、略して新型出生前診断、母体血胎児染色体検査、セルフリーDNA検査、などとも呼ばれるNIPT検査。妊婦から採血を行って、その血液中の遺伝子解析により、胎児の染色体や遺伝子を調べる非侵襲的検査です。
非侵襲的、つまり、羊水検査や絨毛検査と違い流産のリスクがなく、採血のみでおこなえること、更にその検査の精度の高さから、近年一層注目を集めています。
なぜNIPT?
世界的なトレンドとしてある「晩婚化」、そしてそれに伴う「出産年齢の高齢化」。
35歳以上の出産率は例年上がる傾向があり、特に40代以降の特別出生率は上昇し続けています。

参考:「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」より「結果の概要」(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai19/dl/kekka.pdf)
一般に、高齢出産(とりわけ初産の場合)は母体にも胎児にもリスクがあり、かつ出産による負担や難産などに注意が必要だと考えられています。妊娠時には、自分と胎児の健康状態に不安を感じることもあるでしょう。勿論日常生活で、食事の栄養バランスに気を配り、適度に運動をするなどということを重視することが欠かせません。それに加えて、出産前の不安を和らげる一つの方法として、新型出生前診断(NIPT)を検討してみることをお勧めします。
新型出生前診断NIPTと従来型の出生前診断の違いは?
出生前診断には、①確定検査②非確定検査(スクリーニング検査)の二つがあります。
①確定検査
「羊水検査」「絨毛検査」がこちらに類します。 メリットとして、精度の高さが挙げられますが、流産のリスクを無視できません。
②非確定検査(スクリーニング検査)
NIPT検査はこちらに類します。他にもクワトロテスト等の母体血清マーカーがありますが、 母体血清マーカーは流産のリスクは無いものの検査の精度で難点があります。NIPT検査は、流産のリスクがなく、且つ精度の高さもあることから、新型出生前診断(NIPT)とよばれているのです。
NIPT検査できる推奨期間はある?
NIPT検査自体は10週目から16週目までの受検が推奨されていますが、制限はありません。ただ、NIPTはスクリーニング検査(確定検査を受ける為の事前検査)ですので、万一陽性となった場合に次のステップで確定検査へ進むことが殆どです。その後の期間を考慮すると、やはり16週未満が推奨されているということになります。(羊水検査の検査結果は2~3週間かかると言われており、そもそも羊水検査を受けられる期間が医療機関によって多少の違いはあるものの、概ね18~19週とされているためです。)
表参道スキンクリニック(大阪院)と奥野病院の比較
NIPT検査はクリニックでの採血を行った後、特定の検査機関へと血液を送り、そこでの検査を経て結果を通知されるという流れです。ですからクリニックを選ぶときに見るべきポイントは、検査の精度や正確さ、或いは担当医の技術などいわゆる検査そのものに対する部分ではなく、実績、サポート、料金、カウンセリングについてなど、検査実施機関としてのサポート情報です。今回は、「表参道スキンクリニック(大阪院)」と「奥野病院」とを具体的に比較しながら細かく見ていきます。
1. 医療機関の実績
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)は、NIPT検査の開始時期は2年前と比較的新しい表参道クリニックですが、毎月300件程度の検査数を重ね、2020年10月時点で合計で10000件程度の検査実施数を重ねており、国内トップレベルです。
また、クリニックとしては美容外科を主としており、既に十分な実績を有することからも、医療機関としての信用度も非常に高いクリニックといえるでしょう。
b. 奥野病院(☆☆☆☆☆)
奥野病院2016年より年齢制限のないNIPTを提供した医療機関であり、日本国内では9,000件を超える検査実績と、こちらも国内トップレベルを誇ります。現在でも毎月200名以上の人が予約して検査に訪れています。
「日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020年 4-5月期 サイトのイメージ調査」によれば、「NIPT先輩ママがおすすめの医院No.1」「NIPT安心して任せたい医院No.1」「NIPT妊娠時におすすめの医院No.1」の実績があります。

参考:「出生前診断(NIPT)なら実績・専門性で選ばれる産婦人科クリニック|八重洲セムクリニック・奥野病院.」(https://nipt-clinic.com/)
2. 陽性だった場合のアフターケア
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆)
表参道クリニック(大阪院)では、検査で陽性だった場合、その後の羊水検査(絨毛検査や微小欠失の羊水検査も含めて)費用を全額負担してもらえます。検査を受ける医療機関の指定もありません。担当医と相談して、希望する医療機関にて検査を受けることになります。
また、所属する認定遺伝カウンセラーとの電話相談は何度でも行うことが出来ますので、検査結果を伴って改めて相談することも可能です。(認定遺伝カウンセラーについては「13. 検査前のカウンセリング」の項で詳しく説明しています。)
b. 奥野病院(☆☆☆☆☆)
奥野医院では、検査で陽性だった場合陽性だった場合、当院で追加費用なく羊水検査が受けられます。現在一般的でないとされているNIPTの微小欠失すべてに対応した羊水検査の提供も行ってくれる点も、手厚さを感じさせるポイントです。
奥野院長の「NIPTの提供と羊水検査は同一医療機関が行うべき」との考えに基き、検査結果が陽性だった場合、患者への再診察及び羊水検査の提供等の検査後のフォローまで充実しています。これまでにも、検査結果が陽性だった人で要望があった際には、すべての方に再診察と羊水検査を提供しているとのことです。
また、基本的にはNIPT検査前の遺伝カウンセリングから、検査後の遺伝カウンセリング、その後の羊水検査までを全て一貫して産婦人科医が担当してくれます。
このように、全ての検査が奥野医院で完結する形となっています。
3. 検査精度
a.表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)では、「基本検査」、「全染色体検査」に関しては国内検査、「微小欠失検査」に関してはアメリカ本社での検査です(「微小欠失検査」に関しては多く国内検査期間の解析アルゴリズムで検出できない微細な欠失となるため)。
国内検査で使用するのはイルミナ社の次世代シーケンサーであり、唯一クラスⅠ医療機器登録された機器であるNextSeq550Dx。このNextSeq550Dxを含めたVeriSeqNIPT Solution V2という検査手法を用いての検査になります。
的中率は以下の通りです。
陰性的中率 | 陽性的中率 | |
Trisomy 13 | 99.99%以上 | 92.8% |
Trisomy 18 | 99.99%以上 | 95.3% |
Trisomy 21 | 99.99%以上 | 98.4% |
【補足】VeriSeqNIPT Solution V2について
VeriSeqNIPT Solution V2とは、改良された解析アルゴリズムの総称を指します。イルミナ社のNextSeq550Dxとハミルトン・カンパニー・ジャパンの自動分注器Microlab STARを用いて手動作業であった点をオートメーション化し、発生しやすい一連の工程での誤差やエラーを極限まで抑えている点で革新的とされています。
b.奥野病院(☆☆☆☆☆)
奥野病院では、いずれの検査も検査会社ベリナタヘルス社での実施となり、Verifi/Verifi Plus(ベリファイ/ベリファイプラス)という検査手法を用います。
的中率については明確に公表していませんが、代わりに「特異度」「感度」といった指標を用いて参考とします。「特異度」とは、実際に染色体異常はなかった子どものうち事前の検査で陰性と出る確率を示し、「感度」とは、実際に染色体異常があった子どものうち事前の検査で陽性と出る確率のことを示します。
「特異度」「感度」は以下の通りです。
特異度 | 感度 | |
Trisomy 13 | 99.90% | 99.99% |
Trisomy 18 | 99.90% | 90.00% |
Trisomy 21 | 99.99% | 98.90% |
1~22 番の常染色体の合計 特異度 99.95% 感度:98.7%
参考:「ベリナタヘルス社 NIPT「ベリファイ」検査について」(https://nipt-clinic.com/pdf/NIPT-Testing-data.pdf)
4. 結果通知方法、期間
a.表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)では、最短6日~14日ほどでメールにて各受験者宛に連絡されます。セキュリティーの為、パスワードをかけた状態でメール送付されるなど個人情報への配慮もなされています。
検査会社の混雑状況、DNAの採取に掛かる時間の個人差などがあるため、目安として10日ほど見ておくのがよさそうです。
b.奥野病院(☆☆☆☆)
奥野病院では、約10日~12日後を目安として郵送または来院にて検査結果を受け取ることが出来ます。いずれかを検査時に選択する形となります。
5. 輸送体制
a.表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆☆)
血液は同意書と一緒にナンバリングされ、混同リスクのないように配慮されています。紛失実績もありません。
b.奥野病院(☆☆☆☆☆)
アメリカ本社での検査になり、輸送距離はあるものの、国際医療の輸送企業が専門輸送をおこない、現地支社による輸入対応となります。紛失実績はありません。
6. 医師
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)では、基本的に「美容クリニック」という特性上、採血は美容専門の医師が行う場合が多いです。
なお、美容専門の医師の口コミについては「15. ユーザーレビュー」をご参照ください。
表参道スキンクリニックの提携元である平石医院の代表医師は、にんにく注射の開発者として有名な平石貴久氏で、こちらは東京での医院でNIPT検査を受けられる際にはカウンセリングの機会がある可能性があります。丁寧なカウンセリングで評判です。
b. 奥野病院(☆☆☆☆☆)
奥野病院では、八重洲セムクリニックの院長でもある奥野幸彦医師が代表を務めます。
採血時は、国際出生前診断学会(ISPD)会員40年以上の出生前診断の実績を持つ産婦人科専門医があたります。
8. 検査項目
(検査項目については、各医院の公式の記載通り引用します。)
a.表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)では「A基本検査」「B全染色体検査」「C微小欠失検査」の3種類の検査があり、検査に応じて項目が異なります。詳細は次の通りです。
「A基本検査」
・13,18,21トリソミー検査
・性染色体検査
「B全染色体検査」
・13,18,21トリソミー検査
・性染色体検査
・上記を含む全染色体検査(1~22番トリソミー検査)
「C微小欠失検査」
・13,18,21トリソミー検査
・性染色体検査
・上記含む全染色体検査(1~22番トリソミー検査)
・微小欠失検査(1p36欠失症候群、4p欠失症候群、5p欠失症候群、プラダー・ウィリ症候群、アンジェルマン症候群、22q11.2欠失症候群)
参考:「新型出生前診断ならNIPTの平石クリニック」(https://www.nipt-clinic.jp/lp/#s4midbx)
b.奥野病院(☆☆☆☆☆)
奥野病院では「①基本検査」「②全染色体検査」「③微小欠失検査」の3種類の検査があり、検査に応じて項目が異なります。また、③は②と組み合わせて検査することも可能です。詳細は次の通りです。
「①基本検査」
・13、18、21番染色体
・性別判定
・モノソミーX(ターナー症候群)など性染色体の異常についても検査可能
「②全染色体検査」
・ダウン症候群(21トリソミー)
・18トリソミー
・13トリソミーの3種類
・1~22番の全染色体の検査
・性別判定
・モノソミーX(ターナー症候群)など性染色体の異常についても検査可能
「③微小欠失検査」
1p36欠失症候群、4p欠失症候群、5p欠失症候群、15q11.2欠失症候群、22q11.2欠失症候群の検査
参考:「出生前診断(NIPT)なら実績・専門性で選ばれる産婦人科クリニック|八重洲セムクリニック・奥野病院」(https://nipt-clinic.com/)
8. 費用
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)での検査費用は以下の通りです。
「A基本検査」180,000円(税抜)
「B全染色体検査」210,000円(税抜)
「C微小欠失検査」230,000円(税抜)
支払いはクレジットカードまたは現金のみです。
※採血医療機関の決済方法に準じます。
※自由診療のため保険適用外となります。
b. 奥野病院(☆☆☆☆)
奥野病院での検査費用は以下の通りです。
「①基本検査」196,000円(税抜)
「②全染色体検査」220,000円(税抜)
「②全染色体検査+③微小欠失検査」230,000円(税抜)
9. 検査対象者、年齢制限
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)では、検査に際して年齢制限はありません。また、妊婦単身での検査も可能です。
また、双胎妊娠の方も検査可能です。(検査結果が陽性の場合、“片方が陽性もしくは両方が陽性”という検査結果の通知になります。)
b. 奥野病院(☆☆☆☆☆)
奥野病院では、検査に際して年齢制限はありません。30代前半の妊婦であっても安心して出産できるよう、年齢制限を設けていないとのことです。妊娠10週目以降の妊婦であればだれでも検査可能です。
10. 病院独自条件
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)での病院独自条件は特にありません。
b. 奥野病院(☆☆☆☆☆)
奥野病院での病院独自条件は特にありません。
11. 採血予約
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆☆)
ネットでも電話でも行うことが出来ます。電話では、リアルタイムで空き状況がわかるのでおすすめです。
b. 奥野病院(☆☆☆☆☆)
ネットでも電話でも行うことが出来ます。1回の来院のみで採血が可能です。また、毎週日曜日に採血が可能です。
12. 検査前のカウンセリング
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆)
カウンセリングは必須ではありませんが、希望に応じて事前に無料で認定遺伝カウンセラーの方と電話カウンセリングを行うことが出来ます。
【補足】認定遺伝カウンセラーについて
認定遺伝カウンセラーとは、日本遺伝カウンセリング学会・日本人類遺伝学会が共同で認定している資格であり、当クリニックにはNIPT検査に関する最新の知識を習得し「遺伝医療を必要としている受検者様やご家族様に、適切な遺伝情報や社会の支援体制等を含むさまざまな情報提供を行い、心理的・社会的サポ-トを通して受検者様の自律的な意思決定を支援する」目的でその資格認定者が1人在籍しています。
出勤は週に1日なので予約必須ですが、事前に予約して相談すれば、幅広く悩みや不安に対応して貰えると評判です。
参考:「認定遺伝カウンセラーの必要性はこちら:新型出生前診断ならNIPTの平石クリニック」(https://www.nipt-clinic.jp/lp/)
b. 奥野病院(☆☆☆☆☆)
産婦人科医によるカウンセリングがあります。カウンセリングの後採血、という流れです。
丁寧で優しく、知識も経験も豊富な産婦人科医によるカウンセリングは人気があり、不安を解消できると高評価。40年以上の検査実績を持つ医師がいるという条件で最終的に奥野病院に決めたという人もいるほどで、医師の頼り甲斐や手腕などの総合評価ついては国内随一とも言えるクオリティと言えるでしょう。また、羊水検査やその後のプロセスについても検査前のカウンセリング担当医を頼りに出来るというのは、妊娠している人にとっては大きな不安の解消になりますね。
13. アクセス
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)の住所は以下の通りです。
大阪市北区曽根崎新地1-3-26ぐらんぱれビル5F
また、行き方は以下の通りです。
・地下鉄四ツ橋線 西梅田駅よりC-60出口すぐ
・JR北新地駅11-21すぐ
・JR大阪駅から徒歩6分
b. 奥野病院(☆☆☆☆)
奥野病院の住所は以下の通りです。
大阪市阿倍野区天王寺町北2-31-4
また、行き方は以下の通りです。
・JR線 天王寺駅徒歩 10分 /寺田町駅徒歩 5分
・東京メトロ線 河堀口駅徒歩 7分
14. ユーザーレビュー
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆☆☆☆)
表参道スキンクリニック(大阪院)についての口コミは、
・院内は清潔感がありとても雰囲気が良い
・Webサイトでの情報公開にも前向きで信用できる
・予約・検査ともにスムーズなやりとりができた
・結果通知がスピーディー
などシステムやクリニックの概観に対して好意的なものが多いです。
参考:「NIPT平石クリニックの口コミまとめ!出生前診断の予約はこちら!」(https://pinedropmusic.com/#NIPT-4)
ただ、ふだんは美容外科ということもあり、NIPT検査に関する口コミは全体的に見て少なく、それゆえ未知数の部分があることも否めません。
b. 奥野病院(☆☆☆☆☆)
奥野病院についての口コミは、
・説明もわかりやすく、その後の採血もスムーズに終わった
・外は古びているが中は新しく清潔感もあって綺麗
・医師、看護師さんともにとても親切で優しい
・場所もわかりますいところにあった
・女医さんはテキパキしていているが診察や内診、お話などはとても丁寧
など、医師やスタッフへの信頼を裏付けるコメントが多く見られます。
参考:「【まとめ】大阪の奥野病院のNIPT(新型出生前診断)口コミ・評判」(https://nipt-clinics.jp/okuno-abeno-osaka-reviews/#i-7)
表参道スキンクリニック(大阪院)と奥野病院の比較まとめ
以上、14項目をふまえた総合評価は次のようになりました。
a. 表参道スキンクリニック(大阪院) (☆4.28/5)
表参道スキンクリニック(大阪院)は、手厚い電話でのケアと認定遺伝カウンセラーの在籍、更にNIPT検査での陽性反応後の羊水検査費用全額負担など、柔軟で手厚いサービス対応が魅力のクリニックです。
とりわけ電話での相談は夜22:00迄年中無休で受け付けて貰えるのがうれしいところ。担当者の対応も非常に優しく親身になってくれ、些細な質問にも丁寧に納得いくまで答えてくれるので、急に湧いた疑問なども気軽に聞くことが出来るという点では多忙を極める人にも安心感があります。
注意点としては、クリニックはあくまで採血所として捉えることを推奨しており、在籍カウンセラーの出勤は週に1日のみというところです。相談の際は電話で事前に予定を確認、予約が必須です。また、陽性反応が出た場合別の医院での羊水検査となるため、知らない病院にいきなり出向くことは不安!という人には要注意です。
b. 奥野病院(☆4.78/5)
奥野病院は、40年のベテラン産婦人科医によるカウンセリングから検査結果告知までの一貫した対応が魅力の医院です。院長である奥野氏による「産婦人科でNIPT検査を行う」こだわりが良く表れており、NIPT検査での陽性反応後の羊水検査も当院で実施できるので、他の医院を探す手間も心配も要りません。
信用できる一人の医師にすべて任せたい、ベテラン医師の豊富な経験に裏打ちされた考えを参考にしながら、信用して何でも頼りたいという人には最適と言えるでしょう。
注意点としては、医師との相性が合うかどうかが検査前から実施完了まで影響するという点です。大変評判の良い医師ですので心配することはありませんが、個人によって合う・合わないは誰にでもありますので、事前のカウンセリングの段階で見極めが必要です。また、何人もの意見を参考にしつつ相談したいという場合には別途相談先を探す必要があるかもしれません。